仕事辞めたい、疲れた。限界サインは「まだ考えられるか」で分ける

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元退職代行のタケシです。深夜の相談窓口で約3年、のべ10,000人以上の相談を受けて、1,000件以上の退職に関わってきました。

仕事辞めたい。疲れた。それで検索して、ここに来たかと思います。深夜ですかね。

先に結論を言います。「疲れた」と「限界」は別物です。そして見分けるポイントは、まだ自分で考えられているかどうか、この1点だと思っています。

考えられているなら、辞めるかどうかはこれから決めればいい。考えられなくなっているなら、辞める辞めないの前に、まず考えられる状態に戻す。順番はこれだけです。

なぜそう思うのか、深夜の窓口で見ていたことから話しますね。

深夜に来る人は、衝動じゃなかった

深夜の窓口に来るのは、もう明日(今日)行きたくない、という相談です。

こう書くと、夜中にカッとなって申し込んでいるように見えるかもしれません。でも、酔ってる人は居ないんですよ。泣いている人は稀に居た。元から溜まっていた辞めたい気持ちの閾値を超える感じでした。

もうひとつ。深夜に受けた依頼を、朝までに本人が考え直して取りやめる。これ、0ではないだろうけど、ほぼないです。

(統計じゃなくて、深夜の窓口にいたワタシの体感です)

つまり、一晩寝ても戻らないんですね。「疲れた」が休めば戻るものだとしたら、深夜に窓口へ来る人の状態は、もうその範囲を超えていたのかなと思います。

あなたが今、寝て起きても同じ気持ちが続いているなら、それは疲れではなく、溜まったものが閾値を超えかけているサインかもしれません。

限界のサインは「考えられるか」で分ける

同じように深夜に来る人でも、様子は同じじゃなかったです。

恐怖に支配されている人は、自分で考えられない状態だと感じました。ワタシの言葉で言い直すと、辞めたあとどうなるか、どう伝えるか、そういうことを考える前に、怖さのほうが先に来てしまっている状態です。

中には冷静な人もいて、退職代行を使った後に出勤されるという、逆に強いメンタルだと感じた人もいました。理由はわからないんですけど、普通に退職日まで勤務していたと思います。

(これもワタシの体感で、統計ではありません)

この2つの極を見ていて、ワタシが目安にしているのは次のことです。

辞めたあとの1か月を、具体的に考えられますか。お金、住むところ、次に何をするか。ざっくりでいいんです。考えようとしたときに、頭が動くか、それとも怖さで止まるか。

会社の外の人に、今の状況を話せていますか。同じ職場の人は同じ空気の中にいるので、感覚が一緒にずれていきます。

辞める以外の選択肢を、ひとつでも並べられますか。休む、異動を頼む、病院に行く、労基署に相談する。選ばなくていいんです。並べられるかどうかです。

3つとも「考えようとしても止まる」なら、それは疲れではなく、判断力そのものが落ちているサインかと思います。その状態で「辞めるべきか」を決めようとしても、答えは出ないんですよ。

判断できる状態かどうかの詳しい話は、ピラー記事の問い1にまとめてあります。→ 仕事辞めたい — 辞めるべきかを判断する前に

「適応障害かも」は、この記事では決められません

「精神的に限界」「適応障害かもしれない」で検索してきた人もいると思います。

正直に言うと、ワタシは医療の専門家ではないので、それが病気なのかどうかは判断できません。診断名は医師が判断するものです。ここで「あなたは適応障害です」とも「違います」とも書きません。

代わりに、公的な窓口を置いておきます。

厚生労働省の働く人向けサイト「こころの耳」に、「5分でできる職場のストレスセルフチェック」があります。→ こころの耳(厚生労働省)セルフチェック

眠れない、食べられない、体が動かない。そういう状態が続いているなら、辞めるかどうかを考える前に、医療機関に相談する選択肢があります。会社を辞めるのは、そのあとでもできます。

傍から見れば答えが出ているのに、動けない

深夜の窓口には、明らかにブラックな会社に勤めているのに、辞める方向に動けていない人がいっぱいいました。

外から見れば答えは出ているんです。それでも本人は動けない。ワタシは、軽い洗脳のような状態になっているのだと思っています。

逆もありました。辞めるかどうかの段階で迷っている人で、辞めなくても良さそうな感じなのに、突発的に退職に走ろうとしている。これは良くないと思いました。

方向は逆ですけど、起きていることは同じなんですよ。どちらも、判断ができていない。

この記事で言いたいのは、疲れているあなたがどっち側にいるかを、先に確かめてほしいということです。動けない側にいるなら、まず会社の外の人に話す。走りそうな側にいるなら、一晩置く。それだけで見え方が変わることがあります。

疲れているだけなら、辞めるかどうかはこれから決めればいい

ここまで読んで、「考えられてはいる。ただ疲れている」という人。それなら、辞めるかどうかを決めるのはこれからで大丈夫です。

順番としては、まず会社がまともかどうかを見る。サービス残業、休日出勤、退職を拒否される。こういう項目でチェックできます。→ 元退職代行が教える、辞めるべき会社のサイン

会社がまともで、それでも疲れているなら、仕事の量か、人間関係か、仕事内容か。何が原因かを分けてみてください。辞めても解決しない問題があるからです。

お金が理由で動けないなら、辞め方より先に、辞めたあとの数か月をどうするかです。→ お金がない!でも退職したい!そんな時どうする!?

30代でも40代でも、この順番は変わらないかと思います。年齢で変わるのは選択肢の中身であって、「考えられる状態で決める」という前提のほうは同じです。

まとめ

疲れたと限界は別物。寝ても戻らない、考えようとしても止まる。それが限界側のサインです。

限界側にいるなら、辞める辞めないの前に、考えられる状態に戻す。会社の外の人に話す。眠れない日が続くなら医療機関へ。

疲れているだけなら、辞めるかどうかはこれから決めればいい。会社がまともか、原因は何か、お金はどうするか。この順で見てください。

深夜に窓口へ来ていた人たちは、衝動で来ていたわけじゃなかった。溜まったものが閾値を超えていた。あなたが今そこにいるなら、まず今夜は寝てください。決めるのは、考えられるようになってからで間に合います。

一人で抱えているなら、#いのちSOS(0120-061-338) は24時間つながります。

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