最近、会社に行くのが辛い。うちの会社、ブラックかもしれない。
でも、もしかしたら自分が甘えているだけ?もう少し頑張ればできるかもしれない。
端から見れば明らかなブラックでも、実際にその中にいると周りの環境が当たり前になってしまい、自分ではなかなか気づけません。
この記事では、2段階で確認していきます。
- 明らかなサイン — チェックリスト7項目。該当した数で判定します
- スルーしがちなサイン — 0個だった人ほど読んでほしい5つ。緊急度つきで並べました
元退職代行の中の人タケシが「辞めるべきか」から一緒に考える
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最近、会社に行くのが辛い。うちの会社、ブラックかもしれない。
でも、もしかしたら自分が甘えているだけ?もう少し頑張ればできるかもしれない。
端から見れば明らかなブラックでも、実際にその中にいると周りの環境が当たり前になってしまい、自分ではなかなか気づけません。
この記事では、2段階で確認していきます。
当てはまるものを数えてください。
0個 — ブラックではないでしょう。ただし第2段階に進んでください。
1個 — ブラックです。 え、たった1つなのに、と思いましたか。本来なら1つも当てはまってはいけないのです。 そもそも1つだけチェックがつく人はなかなかいません。ブラック企業はいつだって、さまざまな方法で搾取してきます。給料がばか高い、将来のスキルアップに直結している、といった事情がなければ辞めればいいかと思います。
3個以上 — なかなかのブラックです。ブラック企業ミシュランガイドなるものがあるとすれば、星2つは獲得できるでしょう。月収数百万円くらいもらわなければ割に合わなさそうです。
5個以上 — 漆黒です。松崎◯げるもびっくりなレベルです。逆に、なんで退職しないのか分からないレベルです。個人的には月給1000万円くらいもらえるならちょっと考えます。
1. サービス残業
周りの人も当たり前のようにやっているから——サービス残業は違法です。 タイムカードを切ってからの作業も、家に持ち帰っての作業も、「管理職だから」も、全部残業です。残業代を支払わなければなりません。
なお、賃金請求権の消滅時効は、2020年4月1日以降に支払期日が到来する分について当面3年とされています(労働基準法115条、同法附則143条3項)。証拠はきっちり集めましょう。→元退職代行が伝える残業代まとめ
2. 毎月の残業時間が80時間以上
月80時間以上の残業が、それだけで直ちに違法とは言い切れません。しかしこの水準はいわゆる「過労死ライン」と呼ばれ、脳・心臓疾患の労災認定において業務と発症の関連性を判断する目安とされています。発症前2〜6ヶ月間にわたって1ヶ月あたりおおむね80時間を超える時間外労働が認められる場合、業務と発症の関連性が強いと評価されます(厚生労働省「血管病変等を著しく増悪させる業務による脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準」)。
あくまで目安なので、これより少ない残業時間でも長時間労働が原因で体調を崩すことはあります。月80時間、1日平均4時間近くの残業が毎日続く——過労死しないにしても、さすがにきついですね。
3. 休憩時間も働かされる
意味不明です。休憩時間ですよ。なんで働く必要があるんですか。
でも「お前は仕事が他の人より遅いから、慣れたらもっと早くできるよ」とか言われるんですよね。関係ないです。いくら仕事が遅かろうが休憩時間は休憩時間です。特に入社したての頃はみんな仕事が遅い。その遅さも込みで労働時間を設定しなかった管理者の問題です。
4. 休日も出勤させられる
休日に無給で働かされる場合です。休日ですよ。休む日です。
ルールに従って休日手当などが発生する場合は問題ありません。ただし手当が支給される場合でも、『いきなり』の呼び出しが頻繁にあるようならブラックである可能性が高いでしょう。
5. 退職を拒否される
少なくとも期間の定めのない雇用であれば、退職の申入れから2週間の経過によって契約は終了するとされています(民法627条1項)。さすがに急に「明日から行きません」は避けたほうがいいですが、退職を止めるのはブラックでしょう。
※有期雇用や公務員は手続きが異なります。→よくある退職の引き留め方と対処法
6. 暴力を振るわれたり、いじめられる
もはやブラックかどうかよりも、刑事罰の対象になり得ます。 警察に相談してください。現代の日本は法治国家です。
7. 有給がない
雇用契約を結んでいるのに有給制度がない、ということはありません。入社数週間なら有給はまだありませんが、通常は勤続半年以上で発生します(労働基準法39条)。当たり前のように「うちには有給なんてないよ」と言ってくる社長がいたら、間違いなくブラック企業認定できるでしょう。
私が退職代行に勤めていた時も、上記のようなブラック企業に勤めている方が大勢いました。退職代行としての役割を抜きにしても、「うわ、ブラックやん。さっさとそんな会社辞めればいいのに」と思うことが何度もありました。 それでも退職を迷っている方が、けっこういたんです。
ここからは、暴力やパワハラのように明らかにヤバいと感じるものは省いています。 これから紹介する会社に当てはまっている人は結構いるはずです。現状は問題なくても、将来的に問題になる可能性が高いものを、緊急度の順に並べました。
副業が忙しすぎて本業に影響が出る、競合企業で副業する、情報を漏洩する。こういったことであれば問題ですが、総じて副業禁止というのもおかしな話です。 一企業に個人の自由をそこまで縛る権利があるのでしょうか。
そして副業禁止は、終身雇用があってこそ成り立つ制度だと思います。会社が社員の人生を保証してくれるから成立する。しかし終身雇用が崩壊すると言われている現代では、個人が自分でリスクを管理しなければいけません。副業によってスキルが向上し、収入源が分散できれば、リスクは減らせます。
職種によっては副業が絶対に正義とも言い切れないので、この順位にしました。
あなたが今50代で退職まであとわずか、ということならいいですが、若いうちはさまざまなことにチャレンジしてスキルを高めておくべきです。
理由はワースト5と同じ、終身雇用崩壊のリスク低減です。現状の日本では労働者を解雇することは難しいですが、今後法律が変わらないとも言い切れません。
仮にあなたが何もスキルがないまま、楽な仕事を続けて40代・50代で解雇されたらどうなりますか。死ぬまで生活していける十分な資金があれば問題ありませんが、景気が低迷している状況ではスキルなしの転職は難しいかもしれません。今はよくても、将来はどうなるか分かりません。
まず、あなたの会社は労働基準法に違反していると認識してください。 「小さな会社だから」「自分の業界では当たり前だから」——全部言い訳です。
ブラックが多いと言われる業界にもホワイトな会社はありますし、そもそも他の業界に転職すればいい。
現状困っていなくても転職すべきです。ブラック企業を辞めない人はブラック企業に加担している理論で、労働基準法に違反している会社に勤める人がいなくなれば、そういった会社は淘汰されていくからです。
給料の支払いが遅れる原因は、経理の凡ミスか、経営状況の悪化かのどちらかです。前者の可能性もゼロではありませんが、ほぼ後者です。
給料が支払われない、つまり会社にお金がないということです。 2ヶ月連続なら黄色信号。そのまま倒産する可能性もゼロではありません。転職活動を始めましょう。
なお、賃金の未払いを理由に離職した場合、自己都合退職であっても「特定受給資格者」に該当し、失業給付の給付制限を受けずに受給できる場合があります。 賃金(退職手当を除く)の額の3分の1を超える額が支払期日までに支払われなかった月が引き続き2ヶ月以上あったとき、または離職前6ヶ月の間に3ヶ月あったとき、などが基準とされています(厚生労働省・ハローワークの特定受給資格者の範囲)。
該当するかどうかの判断はハローワークが行います。 考えている方は事前に相談してください。
ちなみに、退職したあとでも給料の請求は可能です。
「まだ自分が死なないと思っているんじゃないか?」
——『幽★遊★白書』12巻より
みなさんまだ死んだことがないと思うので分からないでしょうが、長時間労働はガチで危ないです。
「え、毎日3時間ほどしか寝れないけど全然元気だけど」——突然きます。
世の中には睡眠時間が短くても健康に活動できるショートスリーパーと呼ばれる人もいますが、先天的なものと言われており、ごく少数です。ほとんどの人は睡眠時間3時間では危ない。
労働時間が長すぎて平日はゲームができない、くらいであれば問題ないかと思いますが、睡眠時間すらしっかり取れないほど長時間労働が当たり前になっているなら、今すぐ辞めましょう。
モンスターハンターをやって睡眠不足なのは自己責任ですが、睡眠不足になるほど仕事の量があるのは、イカれているとしか思えません。
忘れないでください。何のために仕事をしているんですか。金ですよね。もっと追求すれば幸せに暮らしていくためかと思います。
中には仕事が楽しくて仕方がないという人もいるかもしれませんが、死んだらその好きな仕事もできませんよ。
睡眠不足は、死ななかったとしても生産性の低下や、がん・糖尿病・うつ病・肥満などの疾患リスク増加との関連が指摘されています。睡眠は本当に大事です。
2段階で見てきました。
第1段階(明らかなサイン) — 7項目のうち1個でも該当すればブラック、3個以上でかなり、5個以上で漆黒。
第2段階(スルーしがちなサイン)
第1段階が0個でも、第2段階のワースト1・2に該当するなら緊急度は最上位です。 逆に第1段階で3個以上なら、第2段階を読むまでもありません。
全てに共通して言えることですが、事が起こってから行動しては遅いです。 解雇されてから、会社が倒産してから、死んでしまってから——どれも遅すぎます。
とはいえ、何をすればいいのか分からないという人も多いかと思います。人間、行動レベルまで予定を落とし込まないと動けないものです。まずは退職する前にやっておけ!お得なこと3選から始めてみてください。
自力での退職が難しい場合は、退職代行という手段もあります。
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