結論:深夜と早朝に28社へ問い合わせて、条件を満たしたのは1社でした
当サイトが28社の退職代行にLINEで問い合わせ、時間帯を変えてレスポンスを測った結果です。
- 「24時間いつでも申し込んで、すぐに実行できる」と回答したのは、28社中3社
- その3社に深夜23時に連絡 → 3社ともレスポンスは速い
- その3社に早朝4時半に連絡 → すぐに返信が来たのは1社。他の2社は約2時間後
- 弁護士が運営するタイプは、この基準には合いませんでした
※これは2021年に当サイトが行った検証です。5年が経っており、現在の対応速度を保証するものではありません。当時の記録として読んでください。確かめ方は記事の最後に書きます。
深夜に駆け込んでくる人は、酔っていません
私は退職代行で、深夜の相談窓口を担当していました。だから、この時間帯に連絡してくる人のことは、たぶん人より知っています。
一番多かったのは、「もう明日は行きたくない」でした。深夜なので、正確には「今日」なのですが。
そして——酔っている人はいませんでした。深夜に勢いで、と思われがちですが、私が受けた範囲ではいなかった。泣いている人は、稀にいました。
元から溜まっていた「辞めたい」が、その夜に閾値を超える。そういう感じでした。
裏付けになる話をひとつ。朝までに考え直して取りやめた人は、ほぼいません。ゼロではないと思いますが、記憶にほとんど残っていません。
溜まっていたものが超えただけなので、一晩寝ても戻らないんです。
もし今、深夜にこのページを開いているなら。あなたが感じているものは、たぶん衝動ではありません。
ただし、それは「今すぐ代行に申し込むのが最善だ」という意味ではありません。辞めたい気持ちが本物であることと、いま代行を頼むのが正しいことは、別の話です。→ 仕事辞めたい — 辞めるべきかを判断する前に
深夜に申し込むと、何を聞かれるか
深夜に申し込みを受けた側は、朝に会社へ連絡するための準備をします。私がやっていたのはヒアリングでした。
聞いていたこと
- 会社の連絡先など、申し込みフォームの項目
- 電話をかける担当者がいれば、その人の名前
- 有給の残日数
- 社宅や寮に住んでいるかどうか
- 会社に置いてある荷物の場所(あれば)
「上司の名前」ではなく「電話をかける相手の名前」なのがポイントです。代行が実際に電話をかける相手が誰なのかを、先に確定させます。
深夜に申し込むつもりなら、この5つを先に整理しておくと話が速く進みます。特に社宅や寮に住んでいる場合、退去の手続きが絡みます。ここは事業者によって対応できる範囲が変わるので、申し込みの段階で伝えておいたほうがいいです。
2021年に28社を検証した記録
確認したのは2点です。
- 24時間いつでも申し込みができ、すぐに実行可能か
- 相談のレスポンスは速いか
ステップ1:日中に28社へ問い合わせ
有名どころは概ね含めた28社(うち8社は弁護士)にLINEで問い合わせ、「支払い後どのくらいで対応可能か」「受付してすぐの実行は24時間いつでも可能か」を確認しました。
「24時間いつでも申し込めて、すぐ実行できる」と回答したのは3社だけでした。この3社はレスポンスも非常に速い。3社以外も返信自体は速いところが多かったのですが、まったく返答がないところもありました。
ステップ2:深夜23時頃に再度連絡
ステップ1を通過した3社に、深夜23時過ぎに質問を送りました。3社ともレスポンスは速かったです。
ステップ3:早朝4時半頃に「今から実行できるか」を問い合わせ
ここで差が出ました。すぐに返答があったのは1社のみ。他の2社は、早くて約2時間後でした。
弁護士が運営するタイプについて
予想はしていましたが、この基準には合いませんでした。弁護士型は相談を挟む設計が多く、速さで選ぶ性質のものではありません。速さと、交渉や金銭請求の力は別物です。どちらが必要かで選ぶタイプが変わります。→ 退職代行の選び方
条件を満たしたのは、退職代行SARABAでした
労働組合が退職代行を実行し、一般企業が販売する構造のサービスです。早朝4時半の問い合わせにすぐ返答があったのは、28社中このサービスだけでした(2021年 当サイト調べ)。
料金と現在のサービス内容は、レビュー記事にまとめています。このページには金額を書きません。価格は変わるので、正確な情報は1か所で管理するためです。
この検証から5年が経っています
そのまま信じないでください。
5年あれば、体制も人員も変わります。当時速かったところが今も速い保証はありませんし、当時遅かったところが改善している可能性もあります。当サイトは再検証をしていません。
一方で、5年経っても変わらないと思われることもあります。28社中25社は「24時間いつでも即実行」ではありませんでした。「24時間対応」と書いてあることと、深夜3時に申し込んで実際に朝イチで会社へ連絡が入ることは、同じではない。この構造は、おそらく今も同じです。
自分で確かめる方法
私たちが2021年にやったことは、あなたにもできます。しかも無料です。
申し込む前に、実際に必要になる時間帯にLINEを送ってみてください。
深夜2時に辞めたいと思っているなら、深夜2時に送る。日中に試しても意味がありません。24時間対応をうたう事業者の実力が出るのは、日中ではないからです。
聞くことは1つで足ります。
「今から申し込んだ場合、会社へ連絡してもらえるのは何時ごろになりますか」
見るのは速さだけではありません。返ってきた答えが具体的かどうかです。
「すぐ対応します」で終わる返信と、連絡する時刻を示したうえで先に確認したい項目を挙げてくる返信とでは、当日の進み方が違います。後者は、朝に動く準備をその場で始めている返信です。
返信が来ない、あるいは中身のない返信しか来ないなら、その事業者に入金するのは待ったほうがいいです。入金前の対応が、その事業者の一番いい状態です。
まとめ
- 深夜に「今すぐ辞めたい」と思うのは、衝動ではないことが多い。溜まっていたものが閾値を超えた状態です
- ただし「辞めたい」が本物であることと、いま代行を頼むのが最善であることは別です → 仕事辞めたい
- 申し込むなら、会社の連絡先・担当者名・有給の残日数・社宅の有無・荷物の場所を先に整理しておく
- 「24時間対応」の表示と、実際に深夜すぐ動くことは同じではありません。申し込む前に、その時間帯に一度連絡して確かめてください
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※本記事の検証は2021年に当サイトが実施したものです。現在の各社の対応を保証するものではありません。料金・サービス内容は各社公式サイトで最新の情報をご確認ください。