もういくつねると。。。おボーナス〜
もうすぐボーナスの時期ですね。
ボーナスまであと少しだけど退職したい!
退職についてはいつ伝えるのが良いのだろう?
って方へ
今回のお伝えしたいことは
退職についてはボーナス支給後に切り出せ!
です。
なぜ退職についてはボーナス後に伝えた方がいいのか?
ボーナスは義務ではない
前提として、ボーナスは義務ではありません。
給料については法律で定まっていますが、ボーナスについては定める法律はありません。
なので、ボーナスがないという会社があってももちろん問題ありません。
しかし、もちろん労働契約や就業規則にボーナスについて支払うことが明記されている場合は、支払う義務はあります。
ボーナス前に退職は切り出しても良いのでは?
ボーナスの規定次第にはなりますが
支給日に在籍さえしていれば、有給であろうと、欠勤であろうとボーナスは貰えるというところがほとんどかと思います。
しかし!!!
ボーナス規約に明確にボーナス額まで記載があれば良いですが
記載がなければ減額することが可能ですよね。
しかも、どのくらい減額されたかすら分かりません。
去年と比べて減額されていても、今年は業績が悪いから
って建前がいくらでも通じてしまいます。
もちろん。そこまで意地の悪い会社ばかりではありませんが
ボーナスは受け取ったあとに退職を申し出るのがベストです。
ボーナスを受け取った後に返還を求められた返す必要があるの?
ボーナス支給後に退職した場合に、ボーナスの返還を求められた。
という人もいるのではないでしょうか?
「返さないとダメ?」
結論
支給されたボーナスは退職しても原則返還する必要はありません。
しかし中には返還が認められた判例があります。
ベネッセコーポレーション事件
こどもちゃれんじや、進研ゼミで有名な
ベネッセという会社はみなさんも聞いたことがあるかとは思いますが
ベネッセコーポレーション事件というものがあります
概要
とある人がボーナス支給後すぐに退職
会社は『ボーナスには、将来の期待』が含まれているとして、支給されたボーナスの82%を返せと要求
結果
将来の期待は認められましたが、82%は大きすぎ、20%返還しろという判断が下されました。
退職を伝えるのはボーナス支給後の方が良い
このようにボーナスを受け取った後の返還が認められるケースもありますが
どちらにしてもボーナス支給後に退職を伝えた方が良いです。
お金が会社側にあるよりこちら側にあるほうが有利ですよ。そりゃ。
例えば
ベネッセコーポレーション事件においては、会社側が訴えてきていますが
訴えられるより訴える方が面倒かと思います。
また、実際には裁判まで発展するってことはなかなかないかと思います。
そもそも返還求められること自体がそんなにないかとは思いますが。
示談で済む場合がほとんどかと思います。
示談においても、こちらにお金があるほうが有利です。
会社もわざわざ裁判を起こすのが面倒でしょう。
なので、例えばボーナス支給後のボーナス返還を求める交渉においても
ボーナス支給後こちらにお金がある場合は、「全額は無理だけど20%なら還します」
ボーナス支給前で、会社にボーナスを要求する場合は、「80%はボーナス支給してくださいよ」
となりますが、どちらが簡単でしょうか?
また後者の場合は、そもそも100%の金額が分からない可能性もあります。
ボーナスをもらった直後に辞めるのはマナー違反?
「迷惑だと思って、ボーナスもらう前に辞めた」
という意見もあります
一つの考え方だと思います。
将来への期待が含まれている場合
ベネッセコーポレーション事件のように、ボーナスに将来の期待が含まれているのでしたらその分は確かに貰うのははばかられる気がしますが
ボーナスが『過去の実績』について支給されるものでしたら、逆にその期間働いたのは事実なのでしょうから、もらわないともったいないでしょう。
別に気にせず貰ってから辞めれば良いじゃない?
ボーナス支給を待ってから退職する人っていますよ。そりゃ。
ある程度規模の大きい会社であれば、会社も慣れていると思いますよ
「うわああ。ボーナスせっかくあげたばかりなのに退職された!ボーナス返せえええ!」
って「別れた恋人にあげたプレゼントを返せ」って話と同じですよ。
将来への期待とかも含めると話が面倒になりますので
ワタシが経営者でしたら
ボーナスは過去の実績のみに基づいて支給するかと思います。
ボーナス支給直後退職されても、もったいないと思わないくらいにしておけば良いのではないでしょうか。
まとめ
- ボーナス支給後に退職を申し出るのがベスト
- ボーナスについての規約も確認しておく
今回はボーナスを優先して考えましたが
「どうしてもボーナス支給まで続けることができない」
などでしたらさっさと辞めるのが吉かと思います。
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